■平成20年3月:会社及びポイントのロゴ・マークを一新

 未来へ向けユニバーサル化を目指すに当たり、株式会社タカミヤ及び小売店舗「ポイント」のロゴ・マークを一新しました。新しいロゴ・マークの下、お客様とより厚い信頼関係作りに励むと同時に、グローバルな事業展開を進めコーポレートブランド・ショップブランドの向上を図ります。

【TAKAMIYA】

グローバルな事業展開に先立ち、会社名のロゴをローマ字表記に変更しました。“I”のトップにはアクセントとしてマークの波をイメージするデザインを配しました。マークについては、従来のものを踏襲し、デザインを3D化して温かみと力強さを持たせました。

【POINT】

ご来店頂いたお客様を温かくお迎えして笑顔になって頂ける店を目指し、ロゴ全体に丸みを持たせました。また“O”を人の顔に見立て、笑顔を表現。お客様のスマイルを誘います。マークについても、従来のキャラクター「ポイン太くん」をベースにブラッシュアップし、釣りの楽しさを感じることのできるようにスマイルと躍動感を持たせました。

■平成20年12月:メガフィールドポイント八幡本店オープン

ユニバーサル企業を目指して

 平成20年12月10日、釣具店として世界最大級の売り場を持つ『メガフィールドポイント八幡本店』をオープンしました。NIS導入以後、商品スペック管理システム「eBASE」の導入や、自社インターネット販売サイトpointオンライン( takamiya.jp )の開設、海外ネット販売網確立に向けた中国向けオンラインモール JapaNavi 日本之蔵の出店等、ネット販売強化に取り組みました。

 新設した八幡本店は、単に大型小売店舗であるだけではなく、インターネット販売のハブ店舗となって全社の在庫を共有することが可能となりました。同時に店頭でのPOSデータも活用しながら、ロングテール商品を含む豊富な品揃えを効率的に一括管理し、お客様への納期の短縮の実現を目指した店舗であり、その後のネット販売の拡大に大きな原動力となりました。

 また、本店の3階に人財創出センター(研修施設)を移設することにより、店舗と連動して売場提案技術や釣具の専門的な販売知識習得に向けた社員教育を推進を目指しました。

■平成21年10月:TAQS(TAKAMIYA'S B2B QUICK-ORDERING SYSTEM)スタート

 平成21年、小売りに次いで、卸売部門においてもオンラインBtoB受発注ステムTAQSをスタートさせました。(釣り具業界初の、小売店様を対象としたオンライン受発注システム)

このTAQSにより、登録された小売店様はネット上での商品の受発注ができるだけではなく、在庫確認や納期の確認、詳細の商品情報や新製品・商品情報、売れ筋ランキング情報など役に立つ情報満載の確認が可能となりました。熟練社員でなくとも定番台帳作成による商品仕入管理などが簡単に行えるようになったこともあり、様々な情報を小売店様と共有しながら強力なパートナーシップの構築を目指し、更に海外へ向けたBtoBサイト構築も目指しました。

【主な特徴】

①高速・高機能な商品検索
(取り扱いメーカー500社以上、約10万点)
②定番台帳での注文(発注業務でのミス削減)
③購入履歴の確認とその分析(過去5年間の履歴保存)

『より早く、より簡単に、より高度な注文』
を可能とし、
小売店様に安定した商品供給と
スピーディーな情報提供を実現!

■平成25年8月:第二物流倉庫の建設と物流システム改革

 平成8年に稼働した物流センターは全社の営業基盤として大きく貢献してきましたが、更にその機能を向上させ、営業力を強化する為、平成25年センター隣接地に第二物流倉庫を建設しました。

 単にスペースを拡大させることにより商品の収納力を向上させるだけでなく、戦略的に物流在庫商品を見直し、売れ筋商品を集中的に在庫する体制を作り上げました。その効果は非常に大きく、全社的な在庫効率を向上させると共に、実店舗のみならずネットご利用のお客様、小売り店のお客様へのリードタイムを短縮し、機会ロスを削減しました。

 同時に、庫内スペースの活用方法を刷新し、ひとつひとつのオペレーションを再構築することによって業務の精度とスピードを向上させました。この物流改革はタカミヤの今後の飛躍に大きく貢献することは間違いありません。

■平成26年4月:第3次ICT改革

 初代POSシステム導入から16年が経過した平成26年4月1日、消費税増税のタイミングに合わせて全店のPOSシステムを刷新しました。従来のシステムでは十分にできなかったお客様お一人おひとりに合ったサービスが提供可能なシステムを目指すと共に、大きく変化した店舗オペレーションに合わせてシステムを全面的に刷新しました。また、店頭のオペレーションに加えてデータ分析のレベルも大幅にアップさせ、データを経営に反映させる体制が整備されました。

 第3次ICT改革として、この店舗システムと物流システムとの連携、基幹システムの刷新、ネット通販とリアル店舗の連携等、多くの全社的なシステムレベルアップに取り組みました。その結果、釣具小売り業界で他の追随を許さない圧倒的な最先端システムを構築することに成功しました。

■平成28年2月:3代目社長の就任

 平成28年2月1日、社長の髙宮俊諦は代表取締役会長に退き、専務取締役の上田桂嗣が第3代の代表取締役社長に就任しました。

■平成31年3月:第三物流倉庫の竣工

 平成31年3月には、大きな投資の一つとして第三物流倉庫が竣工致しました。自社物流の必要性や強みを十分に活かせるよう、建築面積は第二物流倉庫の約2倍となる1,986㎡(約600坪)、延床面積においては6,171㎡(約1,866坪)にものぼる大型の物流倉庫となります。また、この物流倉庫の中には、「オートストア」と呼ばれる最新ロボットが導入されており、人とロボットがともに働ける環境を整備しております。
 株式会社タカミヤはいつの時代も中長期的な視点を持ち、必要に応じて投資を続けて参ります。