■平成15年1月末:本社・物流センターの統合

 経済環境の悪化や少子化による若年層の釣り人減少等を踏まえ、経営の更なる効率化を求めた結果、平成15年1月末、当社は本社を移転し物流センターと統合しました。平成8年の物流センター完成以後、約7年間に亘って、物流部門と営業・管理部門が分かれていましたが、統合することによってコミュニケーションの不足を補うと共に、重複業務の整理等によって業務が大幅に効率化されました。

 一方、長い間シンボルとして愛されて参りましたJR八幡駅前の旧本社跡地は、駅前一帯が再開発によって「さわらびガーデンモール」として生まれ変わることから、地域社会に貢献できる施設へと転換しました。

■平成17年3月:さわらびF&Cクラブオープン

 旧本社跡地の利用について地域からの要望を伺うと、圧倒的に「八幡駅前に賑わいと灯りが欲しい」という声が多数でした。八幡駅前をもっと活性化させ、地元の皆様へ貢献できる施設は何かということで、平成17年3月に「さわらびF&Cクラブ」をオープンしました。

JR八幡駅前の大規模再開発に伴い、旧本社跡地に若者から年配の方まで幅広い地域の人々が集える コミュニティーの場と健康増進を目指した施設です。当時イメージキャラクターには、ソフトバンクホークスの川崎宗則選手を採用し、現在も最新の設備と最高のおもてなしで日本一のフィットネスクラブを目指しています。

■平成17年5月:人材創出センター「飛翔倶楽部」設立

 タカミヤの求める人財づくりを考える時、社員教育の必要性が求められるようになりました。タカミヤが求める「自主自立」「自己責任の精神」「企業倫理の醸成」「釣りの知識と技術」「問題解決能力」「ホスピタリティ」等を含め、人間的にも社会的にも通用する人材育成をするため、平成17年5月人材創出センター「飛翔倶楽部(はばたきくらぶ)」を設立しました。常時30名の宿泊設備完備し、各職位・階層に応じた集合研修を年間10回以上行う体制を整えました。

■平成17年8月:NIS(New Information System)稼動開始

 平成10年4月の初代POSシステム導入から7年が経過し、店舗でのCS(顧客満足)を満たすには、更なる新しい仕組みが必要になってきました。そこで、店頭から製造工場まで情報がリアルかつ双方向に飛び交うシステム構築を目指し、全社システムを刷新しました。そのために、NIS導入による営業効率の改善はもちろん、リアルタイム経営、顧客満足度の向上、業務効率化と正確性の向上等、全社に亘るシナジー効果を目指しました。また、製販一体の新しい共同ビジネスプランや、生産・在庫の計画はもとより、新製品開発、物流の効率化も目標として定めることとなりました。