JAFTMA NEWS  ジャフタマ・ニュース

ワームの可塑剤に関するガイドラインを設ける

第46回理事会

去る3月8日開催の第46回理事会において、ワームの可塑剤に関する問題を協議した。その結果、ルアー(疑似餌)部会から答申された「プラスチック・ソフトルアーの安全性について」(答申-1:省略)及び「プラスチック・ソフトルアーの製造・販売と代替素材変更のガイドライン」(答申-2:別項記載)が承認されました。
 この答申は、昨年、芦ノ湖でのワーム使用禁止に端を発した環境ホルモンに対する社会的責任から、当工業会に設置されているルアー(疑似餌)部会が公的機関等の指導、協力を得、まとめたものであり、今後、関係企業への周知徹底を図るとともに、その内容の遵守に努めることとなる。


プラスチック・ソフトルアーの製造・販売と
代替素材変更のガイドライン

はじめに

 昨今、プラスチック・ソフトルアーおよびこれらに類する製品(以下「ワーム」という。)に使用されている塩化ビニール中に、いわゆる環境ホルモンの疑いのある物質(以下「問題物質」という。)に該当する可塑剤が含まれているものがあります。
 一方で環境ホルモン自体、自然界への影響度合い等、いまだ不明な部分が多いものの、釣りというスポーツが大自然の恩恵を受け成り立っている以上、わずかでも危険性が存在する限り、業界といたしましては一刻も早く『自然よりやさしく』、消費者が安心して使用できる商品を提供する必要があります。
 つきましては、問題物質を使用したワームの今後の製造・販売及び代替素材への変更などを以下の通り定め、これを自主的に遵守するように関係各位に協力を要請するものであります。

1.問題物質を含有するワームの今後の製造・販売
a)2001年4月1日以降、業界内においてのワームの新新製品を発売する場合、問
  題物質を含有する可塑剤は使用しない。
b)2002年4月1日以降は、従来品のワームを製造(委託生産を含む。)する場合、ま
 た、輸入品においても、問題物質を含有する可塑剤を使用しない。
c)社団法人日本釣用品工業会(以下「日釣工」という。)と関係業者は、2003年中
  をめどに問題物質を含むワームを市場から一掃すべく最善の努力を行う。
2.ワームの成分分析と代替素材への変更と、商品への内容表示
a)ワームを独自に取り扱う各メーカーおよび流通業者は2001年4月1日以降発売す
  る新製品については、日釣工に報告し、問題物質が含まれていないことを双方で
  確認する。なお、成分分析にかかる費用は、その都度、当事者が負担するものと
  する。
b)ワームの代替素材に関する情報について、日釣工においても鋭意収集をおこなう
  ものとし、得られた情報は随時会員に提供する。
3.問題物質とされる塩化ビニールの可塑剤
a)現在、環境省が示した環境ホルモン(一般的に内分泌を撹乱する危険性が疑わ
  れている化学物質)でプラスチックの可塑剤は、以下のとおりである。
  ●フタル酸ジ-nブチル〔DBP〕 ●フタル酸ジ-2-エチルヘキシル〔DEHP(DOP)〕
  ●アジピン酸ジ-2-エチルヘキシル〔DEHA(DOA)〕 ●フタル酸ブチルベンジル
  ●フタル酸ジシクロヘキシル ●フタル酸ジエチキル ●フタル酸ジヘキシル
  ●フタル酸ジ-n-ベンチル ●フタル酸ジプロピル
b)今回は、ワームに使用されている可能性が高い「DEHP(DOA)」および使用さ
  れる可能性は極めて低いものの特に規制すべき物質とみなされる「DBP」の3
  種類を自主規制の対象とする。
以上

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